こんにちは。夫の秋鐘です(*’▽’)ノ
おうち英語に取り組んでいる方々が、インタープリ(英語で生活する幼稚園)の内情を知りたいとtweetするのをたまに見かけるので、一例として我が家の様子を共有しようと思いました。
我が家ではトドラー(2歳クラス)に半年通い、そのままキンダー(3歳クラス)に上がりました。
キンダーはまだ3ヵ月(7月から夏休みなので実質で)ですが、ようやくクラスに馴染んできたところなので共有には丁度良いタイミングかもしれません。
インタープリの概要や、なぜインターにしようと考えたかなどは以前書いた記事を読んで頂ければ幸いです。
それではいってみましょう~
園選び
インタープリってこんなところ!と言ってしまえるほど一律な環境ではありません。
まずは我が家が選んだ園についてご紹介します。
通ってる園の概要(キンダー)
人関連
- 外国人講師3名在籍(アメリカ、イギリス)※臨時で外部の講師が来ることもある
- 年少~年長合わせて10名程度 ※結構変動する
- 少人数なので年少~年長までごちゃ混ぜで1クラス
- 外国人講師1名+バイリンガル保育士1名のペアで10名程度の園児を面倒見てくれる
- キンダーは日本人の子しかいない※トドラーは最近外国人が増加中
設備関連
- 教室は2部屋。トドラー1部屋+キンダー1部屋
- ルーフトップバルコニーで遊べる
- 近隣に公園が複数、巨大な公園も徒歩圏内なので月1回遠足に出かける
お金関連
- 保育料は月々8万円程度(内3.5万円ほど横浜市から幼児教育無償化の補助金を頂いてます)
- 週5日で9:00 ~ 14:00 ※追加料金で延長可能
- お弁当持参、週1回給食を選択可能
- 家から園まで20~30分(電車利用)
- 服装自由
今の園を選んだ理由
今通ってる園のお母さん達にも「何でここにしたのー!?もっと近かったり綺麗だったりいろいろ選べたでしょうに!」と驚かれるのでそこから述べようと思います。
1番の理由は少人数だったからです。
園児10人程度の規模に対して必ず講師と保育士の2名が付き、園長とマネージャーも控えています。年長〜年少までゴチャ混ぜなので年長のお姉ちゃん達が面倒見てくれる事も考えれば、置き去りなどの事故はかなり低くなるだろうと考えました。
参考までに保育士の配置基準だと、4歳と5歳児は概ね30人につき1人以上を配置しなければならないとされているので、基準の6倍以上手厚いことになります。
単純に園児が少なければ少ないほど講師や保育士の目が届きやすくなりコミュニケーションを取れる時間が増します。
更に、発表会などあっても人数が少ない方が緊張が少なく、1人ずつの役割りが大きくなります。
2番目の理由はカリキュラムが決まっていない点でした。
これは園児の様子や興味をよく観察し、その子達に合わせたカリキュラムを毎年策定し直しているという事です。
英検取得を目標にした画一的なカリキュラムが組まれていたり、目に見える実績を捻り出そうとする園よりも絶対に楽しいはずだと考えました。
3番目に保護者の負担です。
幼稚園の役員になってイベントを考えたり準備に駆り出されたり、、、なんてことは一切ありませんとの事だったので安心しました。
妻の体調に不安があったため、とても心配していた点でした。
通わせて身につく英語力は?料金に見合う?
みなさん1番気になる点かと思います。
講師や保育士はオールイングリッシュで子供から英語を引き出そうとしますが、子供同士の会話は日本語主体になっているようです。そりゃそうです。日本語しか話せないのに日本語を禁止されたら地獄でしかない。
でも年長さんはちゃんと英語で受け応えできていると息子が言っていました。年長さん達が講師や保育士と英語で話してるのを間近に見て息子も何か感じるものがあると思います。
インタープリに預けてる時間だけでなく、帰宅後もインタープリの余韻が残ってます。講師のマネをしてパパに英語の授業をしてくれる日があります。
今は夏休み中で2週間休んでますが、ゲーム(パズルとか)や実験(色水混ぜたり)を始めると英語スイッチに切り替わるようでずっと英語を呟いています。
↓英語でブツブツ言ってたので動画撮ってみました
「Try again.」とか「Please help.」とか、いろいろ言ってましたが撮れませんでした。一つのものを言い表すためにいろいろな言い方を思い付くようになってきている点が凄いなと思いました。
金額に見合うかという点を単純に園内で過ごす時間数とワークブックの量だけにフォーカスするならば見合わないのかもしれません。
園外で過ごす時間への影響とコミュニケーション力の伸び幅を考えれば金額に見合うかもしれません。
- 英語が必要な言語であると脳が認識する
- 脳内に英語スイッチが作られる
幼稚園なのにカリキュラム!?
これが驚きでした!
トドラーの時は絵本やお歌で楽しく過ごしてお迎えを待つだけだったのが、キンダーでは急にお勉強要素が増えて毎週簡単な宿題もあって、ジェットコースターの急降下が始まったようなドワ〜っと情報が流れ込んで来る印象でした。
一定期間毎に大きなテーマが掲げられ、そのテーマを深掘りするための切り口が毎日の課題となり、課題を深掘りするための実験やゲームなどで遊んで過ごします。
具体例を挙げます。
テーマの具体例
【今週のテーマ】移動手段
【発表】どうやって園に来た?(定型文に当てはめて発表)
【工作】シェービングクリームで雲を作って飛行機を飛ばす
【ワーク】乗り物と単語を線で結ぶ
【絵本】乗り物に関する本
【積み木】絵本の再現
乗り物の数を数えたり、スペリング(トレース)したり、テーマに沿ったお歌を歌ったり、毎日違う視点で深掘りし、毎週テーマが変わる。
毎週のテーマも独立しているわけではなく、家族→移動手段→世界の国々→大自然といった具合に連想を広げていく構成になっています。
このように1つのテーマを深掘りしていく探求型の学習は海外で主流っぽいですが、園のカリキュラムは子供達一人一人の興味関心に合わせて講師がオリジナルで考えているそうです。(ネットから落とした低解像度のガビガビなプリントとかも使ったりする)
テーマのお歌も伝統的な童謡から本格的なラップまで幅広くセンスが磨かれていきます。
宿題の具体例
宿題はやってもやらなくても良いけど、やってみたら楽しいのでは?という感じでお題が出されます。
GWに出された宿題がこちら。「春を探してみよう!」です。
これがめちゃくちゃ楽しくて、毎日キラキラしながら夕飯後まで宝探しに出かけてました。
ママが記念にレイアウトしてくれて大喜び!
学習って本来はキラキラしながら楽しんで取り組むものなんだよな…なんて考えさせられた出来事でした。
保育士達の人生経験が面白い
最近気付いたんですが、保育士達のプロフィールが豊かで面白いなぁと思いました。
元CAだったり、海外の音大を卒業してたり、世界中をボランティアで飛び回ってたり、
バラエティー豊かな経験から出てくる様々な角度の言葉を浴びせてもらえるのは人格形成に良い影響があるのではとコッソリ思ってます。
日本語が遅れる??
よく聞くんですけど、他の子と比べてないので遅れてるのか分かりません。
ひらがなは練習してないから書けません。読めません。数字は20まで数えられます。
アルファベットは書けるし読めるし、数字も英語なら1000まで数えられるし足算引き算も可能です。
これはインタープリに通ってるからではなく、本人が好きで四六時中英語と英語の算数を遊んでいるからで、インタープリに通ってなくても同じ結果だったと断言できます。
同様に日本語もインタープリに通ってなくても同じ結果だったと思います。
夢中になってる英語を取り上げればその分国語に集中してくれるはずだとか、そんな単純な話では無いですよね(^◇^;)
まとめ
インタープリに通うことで得られることまとめ
- 英語スイッチが作られる
- 1つの事を様々な表現で言えるようになる
- 英語が必要な存在だと認識される
- 探求型学習のスタイルが身につく
- 様々なジャンルの洋楽で踊りセンスが磨かれる(かも)
- 関係者が全員国際人なので接するうちに発想や視野が広くなる(かも)
これらはコミュニケーション能力の土台になると思っています。
インターに預ける理由に挙がるであろう英語力も英語耳も工作などの体験も探求型学習スタイルの定着も自分は全部家庭で用意できると思ってます。(英語は出来ないけど学習環境は用意出来る)
唯一インタープリじゃなきゃ得られない事があるとすれば、『外国人と毎日遊べる事』だけで、それが全てだと考えています。
「Mr.Vは優しいけどMrs.MはすぐClean up !って言うんだよ!」と文句言ったり憧れたりしてる息子を見てると講師を『外国人』ではなく『尊敬すべき大人』として認識しているし、1人1人に個性があって、越えてはいけないラインも1人1人違うから付き合い方をそれぞれ考えなきゃならないと学んでいるようです。こういうのを多様性の受容とか言うんではないでしょうか?(違う?)
しかし、これにしても必ずしも幼児期に体験する必要は無いんですよね。中学や高校でホームステイとか??いろいろありますよね。
だから結局はご家庭の状況で何が最善かは変わってくるわけで、子育てに正解は無いなと思います。
我が家は『英語が好きな息子が1番キラキラできる場所を探したらインタープリだった』というだけで預け、得られている成果として『息子がキラキラしている』わけで、金額に見合っていると判断しています。
以上がインタープリに通わせている中間報告です。またまた長文となってしまいましたがお付き合い頂きありがとうございました。
毎日キラキラしている息子を眺めてほのぼのしていたいSweet☆Home!
それでは次回もお楽しみに〜(=´∀`)人(´∀`=)