こんにちは。夫の秋鐘です(*’ω’*)ノ🔔
子供がyoutubeやゲームにハマってしまいコントロール出来なくなって困っている、または将来が不安だという保護者の方々に向け、コンテンツフリーな我が家の方針とその経過についてご紹介します。
※n=1の6歳がサンプルデータです
大前提
まず、大前提として
幼児の興味感心は抑えられないし抑えてはいけない
この大前提のもとで考えて対処していく必要があります。
そのため、できることは2つだけです。
- コンテンツに触れずに済む方法を取る
- 早く飽きさせる方法を取る
コンテンツに触れずに済む方法を取る
youtube等にアクセスできるデバイスを家に置かない。そもそも知らなければ良いことです。これしかありません。
youtube禁止や視聴制限は力関係で一方的に抑えつける行動なのでパワハラと同じで良い影響は無いと思いますし、必ず親の目を盗んで視聴します。そのうち子供が「全力で暴れて騒げば力関係が逆転する」と学習してしまったら最悪の事態となります。
見られないと嘘を言い聴かせていても幼稚園の友達から教えてもらった時点で嘘がバレます。パスワード突破なんて造作もないです。小さな嘘でも「パパとママは嘘で誤魔化すことがある」と学習されてしまうと厄介です。
早く飽きさせる方法を取る
自制心が身につくまでyoutube等にアクセスできるデバイスを家に置かないなんて今の時代では現実的ではないでしょう。
となれば、取れる行動は1つだけです。
過剰なまでに与えて飽きさせ、「もういらない」と言わせる。
過剰なまでに与えるとは、youtube視聴時間を無制限にして放置することではありません。
お絵描き、ブロック、粘土、ロールプレイ、歌、日記、ダンス、図鑑、絵本、、、1つのコンテンツをいろいろな遊びに広げていき相対的にyoutube視聴時間を削っていくのが基本戦略となります。
勇気がいると思いますが3ヶ月間方針をぶらさずに様子を見守ってみて下さい。
放置は悪手
過剰なまでに与えて早く飽きてもらおうと考えたとしても、子供にもコンテンツにも興味関心を示さず放置してしまうのは悪手です。
子供は独りでコンテンツを楽しむようになり、コンテンツの発信する内容を100%(親より)信用して現実や親からどんどん引き離されてしまうことになります。
想定される悪影響
保護者が心配する『依存性』『倫理観』『セルフコントロール』『学習時間の確保』について書きます。
依存症
それ無しで生きていけないかの如く依存してしまう状況に頭を抱えてしまう保護者も多いと思います。
そんな時はコンテンツに依存してるのかゲームに依存しているのかyoutubeに依存しているのか切り分けて考えてみてはどうでしょう。
コンテンツに依存
コンテンツに依存しているのならば単に好きなことに夢中になっているだけなので健全だと思います。
youtubeから情報を取得するのは手段の1つに過ぎず、ゲームを実行することでyoutubeから得た情報が正しいかどうか検証している状態です。
お絵描きした絵を切り取ってノートに貼ってあげて、名前や特徴を書かせて自分だけの図鑑を作っていくサポートをしてあげると世界が広がっていくと思います。
粘土やビーズ工作などコンテンツを楽しむ手段を増やしてあげればyoutubeやゲームの時間が相対的に薄まっていくはずなので何も心配いりません。
遊び方や発展のさせ方を知らないだけなので、大人が少しずつヒントを出してあげれば良いと思います。
youtubeに依存
内容は何でもいいからとにかくyoutubeを見ていないと落ち着かないという状態の場合。
ASMRでお菓子やジュースを食べるだけの動画を楽しんでいるなら、実際に機材を揃えていろんな音を収録して遊んであげたら、もっといろんな音を収録するために工夫したり遠出したり広がっていくかもしれません。
女の子が緩いダンスをする動画を楽しんでいるなら、その振り付けを覚えて家族みんなで動画に合わせて踊ったら楽しいと思います。
ホラーゲームの実況動画にハマっているなら、同じゲームを買ってあげて一緒に遊んであげれば良いと思います。ゲームの時間は増えますがyoutubeの視聴時間は減ります。ゲームは能動的でyoutubeは受動的なので別物と考えた方が良いでしょう。
機材の調達などはお金が掛かりますが、どんなに高くとも習い事に費やすはずだった費用だと思えば目をつぶれる額だと思います。
嫌々通っても何も身につかないので、身につかない習い事に投資するより遊びに投資した方が残るものは多いと思います。
制限によって依存度を下げるのではなく、親子で協力しながら一緒にアウトプットに精を出して少しずつ改善していけたら良いですね。
親に良いところを見せようとする気持ちが意欲に繋がり、もっと情報を集めてもっと驚いてもらおうというサイクルが生まれたら最高!
ゲームに依存
内容は何でもいいからとにかくゲームを遊んでいたいという状態で、これは自分も幼少期に経験があります。
ゲームの場合はyoutubeと違って『世界観』というものが必ずあります。そのゲーム内での文化、植生、エネルギーなど細かいところまで作り込まれていて小さな発見が凄く楽しいものです。
その世界に浸っていると安心感があり、その世界に詳しかったり強かったりすると優越感や自己肯定感が高まっていきます。
「ゲームばっかりやっていてお前は人間のクズだ」と思い込ませてしまうのは悪手です。「現実世界でクズなのは言われなくても分かってる」と卑屈になり、「現実世界では何をやっても上手くいかない」と自分にレッテルを貼ってしまい身体も頭もどんどん動かなくなっていきます。
お絵描きと日記でゲーム愛をアウトプットし、ショップを巡ってぬいぐるみやフィギュアを買い漁り、youtubeで裏技情報を集めて実際に検証して、主題歌を覚えて、どんどん世界観を深めていき「ここまで極められる人間はそうそういない。お前は凄い才能を秘めている。」と言ってあげて欲しいなと思います。
倫理観
ゲームやアニメはR指定があるからまだ安心ですがyoutubeは無法地帯で心配です。
問題なのは倫理的にアウトな映像を楽しむ人のリアクションだと思っています。それによってどう受け取るべきか学習していきます。そもそも倫理観というのは人間が定めたルールに過ぎないので、本来それ事態に善も悪もなく単なる事象に過ぎません。
youtubeを視聴させる時は独りにせず、必ず親が一緒に視聴し、良くないシーンがあった際には必ず「これは良くない表現だ」と教えてあげるようにしています。
ピーチ姫のスカートの中を覗く動画であれば「これは気持ちが悪い。この人も気持ちが悪い。こういう人には近付いてはダメ。気分が悪くなるからチャンネルを変えよう。」と徹底的に叩いて倫理観を植え付けています。
何故それが世間的に良くないこととされているのか、考えさせて討論しています。
逆に考えると物心が着く前から倫理観を教育できる点で良い教材になっているのかもしれません。
セルフコントロール
歯止めが効かず止めなければ1日中ゲームをやっていると頭を抱えることもあると思います。
うちは6歳3ヶ月から少しずつセルフコントロールできるようになってきました。
一緒にゲームをして1時間経過したところで「もう疲れたからパパはここまでにするね」と切り上げることを繰り返していたら、息子の方から「そろそろ終わりにする時間だね。パパ疲れたでしょ?」とゲームを終わらせるようになり、少しずつ気持ちの切り替えが出来るようになってきています。
「もうやめなさい」と外から命令するより、一緒に並走しながら「そろそろ休憩を入れよう」と提案してペースを合わせてもらう方が上手くいくと思いました。
学習時間の確保
これに関しては小学校生活が始まってみるまで何とも言えませんが、
現時点では毎日幼稚園を楽しみにしていて、幼稚園では集中力と積極性が褒められています。家ではジャーナル(絵日記)や絵本の音読を促せば特に抵抗なく取り組んでくれます。
家と外でスイッチを切り替えていて、外では頼もしい様子なので家では無限にダラダラ充電させても良いのかなと思ってます。
将来的な観点から考えると…
「それが当たり前ではない」と事前に学習させる機会は必要
倫理観でも書きましたが、周囲の人のリアクションによって「やっていいことと悪いこと」「面白いことと卑劣なこと」「価値観」は変わってきます。
親の知らない所で周囲から悪い影響を植え付けられる前に「それは当たり前では無い」「そこには近付かない方が良い」という教育を家庭で学ばせておく必要は感じています。
SNSで炎上して一生を台無しにする若者が後を絶ちませんが、倫理的な教育を受けておらず常識的な人の感情が想像できないことで起こってしまう悲しい事件かと思っています。
幸せになるための投資先を考える
良い学校に入学出来れば良い学友に巡り会えて良い影響を沢山受けられるかもしれません。
就職もなんだかんだで学歴を見て採用が決定されるものです。
結婚だって年収ベースでマッチングするところもあります。ご両親への挨拶でも学歴が問われるかもしれません。
だから学校の成績は良い方が良いです。
でも、現実はそう都合の良いものではなく、いろいろな誘惑があっていろいろな人生の楽しみ方があります。
好きなことを仕事にしたら大抵は年収が低いものです。
同じ価値観を持った人と出会って結婚できたら家計は大変でも幸せかもしれません。
子育てを始めたら自分の人生は全て子供に捧げなければなりません。その時に「自分はもう十分遊んだ」と満足して次のステージに進むか「人生って何なんだろう」と虚しくなるか。
学歴や成績は幸せになるための1つの道ではありますが、それだけが幸せになれる唯一の道ではありません。
まとめ
学術的な根拠はなく、自分の人生観と息子の様子から展開してみました。
読んでいて不快に感じた方もいると思いますが、検索してこのページに辿り着いた方は一般的なアドバイスに従っても上手くいかず藁にもすがる思いだったのではと想像しています。
コンテンツ、youtube、ゲームを全て一緒に考えてしまうのではなく、それぞれ全く違うものが結びついているという認識を持つことは大事だと思います。切り分けて考え、他の遊びも混ぜてバランス良く摂取させていきましょう。
一般論は理想論で現実を知らない無責任な意見だと思うこともあります。大多数の平均値が全ての子供に当てはまるわけではないので、上手くいかないなら考え方と方法を変えてみることも必要だと思います。
ゴールは親が設定するものではありませんが、何もせず放置してしまうのは悪手です。一緒に並走する中で一緒にゴールを考えていくのが良いように思えます。いつか幸せな生涯だったと振り返って欲しいですね。
子供がのびのびと生活できているならそれだけで立派な育児が出来ている証明だと思います。
最後までお付き合い下さりありがとうございました。
毎日子供に翻弄され続けるSweet☆Home!
次回もお楽しみに〜╰(*´︶`*)╯♡