こんにちは。夫の秋鐘です(o^^o)ノ🔔
少し時間が経ってしまいましたが、先日息子をピアノコンサートに連れていったら最後の曲でポロポロ泣き出してしまった話を書こうと思います。
コンサートについて
コンサートに行った経緯
過去記事で紹介したピアニストのママ友からご紹介を頂き、『わくわクインテット』というミニコンサートを鑑賞してきました。
ピアニストとの運命的な出会いの話は過去記事をご参考に(o^^o)
そして、なんというタイミングでしょう!息子がピアノに目覚めようとしているまさにその時、このような機会を与えてくださり神様に感謝!
電子キーボードを購入した過去記事もよろしければご覧下さい(o^^o)毎日遊んでいます!
コンサートの内容
ピアノ、バイオリン、クラリネット、トロンボーン、トランペットの五重奏
全部一緒に演奏したり、それぞれの楽器用に作られた曲を演奏したり、曲や楽器についての小話など交えつつ、乳児からOKな演奏会
3部構成で約2時間のプログラム
選曲は知名度ではなく、演奏者がお勧めしたい個人的に思い入れがある曲
会場の様子
小さめの部屋に椅子を並べて演奏を聴く感じです。演奏者との距離が近いので大きな音で迫力があります。
子連れとお年寄りが多く、学生も聴きにきていました。
若者が休日に集まってクラシックを聴きに来るなんて、なんて優雅な過ごし方なんでしょう(^^)
息子の様子
オープニングで五重奏が鳴った瞬間、あまりの音量にびっくりしてしまったようですが泣いたりはしませんでした。
それぞれの楽器用の曲を聴いてトロンボーンが気に入ったようです(^^)船の汽笛のような重低音は男の子の心に刺さるんでしょうか。
しかしまだまだ幼児…
第ニ部で6歳の集中力は限界を迎えました。
リフレッシュして最後の曲に備えた
休憩時間に外の空気を吸わせようとしたら…
ここまできたら最後まで聴きたい
席を離れる=リタイア…と考えていたみたい(^^;
体をほぐして気持ちが良い状態で聴かないと、最後の曲が楽しく聴けないよ。
外の空気を吸って、駐輪場を走らせて、リフレッシュしてから第3部を待ちました。
笑顔が溢れていました。
号泣した
第3部は1曲のみ。
有名な『展覧会の絵』
曲が始まった瞬間、息子がうずくまり、
号泣
ストレスの限界が来たのかと思い慌てて外に連れ出そうとしたが、息子は
最後まで聴きたい
涙のわけ
曲が終わっても涙が止まらず、自分でも訳がわからず、笑ってみたり怒ってみたりしながら気持ちと一致するか確認をしていました。
寝る時にベッドでコンサートのことを聞きました。
凄い楽しかった。
でも、最後の曲で泣いちゃったから(全部台無しになって)自分に腹が立った!
悲しくないのにどうして泣いちゃったんだろうね?
曲の前に少しだけ説明がありました。
『展覧会の絵』は、亡くなった画家の友人を偲びながら展覧会を訪れ、作品を見ながら感じた気持ちを曲にした組曲なんだそうです。
曲が始まった瞬間、息子は展覧会の扉を開いてしまい、作曲家の想いが怒涛のように流れ込んできたのかもしれません。
思ったこと
風景と音が思い出として刻まれる
前回、教会で演奏を聴いたときは凄く神秘的でステンドグラスから差し込む光なんかも刻々と表情を変えていくし、各所の装飾の作り込みなんかもいろいろ楽しめましたが、
今回は純粋に演奏だけだったので子供には辛いかなと思ったのですが、意外にも楽しんでいました。
ただ、集中力の限界は1時間だったと思います。
それでも、終わってみれば非日常の体験が『楽しかった思い出』として刻まれたようで嬉しく思います。
格好いい大人の姿を見せられた
トロンボーン奏者を「イケメンだった」と評価していました(o^^o)
クラリネット奏者は五重奏の譜面にアレンジした苦労話など聞かせてくれたし、
ピアニストはママのお友達です。
すぐ近くにいるごく普通の人達が、みんな凄い能力を開花させている現実を6歳の男児はどう感じたでしょうか。
音を楽しむ心を育めた
家で某鬼畜リズムゲームを遊んだり、リズムに合わせて一日中踊ってたり、高速ラップを暗唱したり、ピアノを適当に弾いて遊んだりしながら勝手に音楽に親しんでいる息子ですが、
複数の楽器でセッションすることは一人では出来ないため、新しい刺激になったかもしれません。
また、単にメロディを追いかけるだけではなく、曲が出来上がった背景や想いを想像してドラマに没入する楽しみ方も発見しました。
CDと違って演奏者の表情や仕草も読めるし、
TVと違って音に包まれる感覚がありました。
有名かどうかではなく、『My favorite』を見つける楽しさも共感出来たかな(^^)
最後に
小学校の音楽の授業から、自分にとって音楽は『退屈で難しいもの』でした。
高校からギターを始めて大学でバンドを組み、演奏技術を磨いたり仲間と過ごす時間は楽しかったけれど、思い返すと音楽そのものに夢中になれたことは無かったような気がします。
だから、正直息子に音楽の魅力や楽しさを伝えることなんか出来ないと思っていたし、「楽しみなさい」なんて口が裂けても言えません。
聴覚過敏で賑やかな場所が耐えられない苦痛となる息子が、なぜ音楽やリズムに熱狂するのか全く理解出来ません。
わかるのは、息子にとって音楽は『退屈で難しいもの』ではなく『人生そのもの』だということ。
負担にならないように、潰さないように、それだけ気をつけて、また機会があればコンサートに連れて行ってあげたいと思います。