こんにちは。夫の秋鐘です(^ν^)ノ🔔
3歳3カ月から子守唄に九九の暗唱を取り入れました。1ヵ月試してみて続けてみようと思えたのでブログ記事にしてシェアします😄
きっかけはTwitter
ある日Twitterにこんな内容が呟かれました
幼児期に九九を覚えさせるのは案外ありだと思う。幼児期は意味なんか分からなくてもストレス無く何でも覚えてしまう。
引用元不明
最初は「幼児に九九ってwww」くらいにしか受け取らなかったけど、自分の体験と結びつけて考えると「案外ありか🤔」と思えてきました。(後で説明します)
反対派が90%以上!?
TwitterやGoogleで検索すると圧倒的に反対派が多いです。肯定派も何となく言い訳じみた責任回避的な書き方が多く、90%どころか99%否定されている感じです😅
反対派の主張
- 暗記するだけで自分で考えられない人間に育つ。
- 暗記はできるだろうがそれで終わり。応用できない人間に育つ。
- 算数の暗記は無意味どころか害悪。
- 瞬間的に暗記しても結局忘れて年相応の時期に覚え直すことになるから意味ない。
- 妙な優越感を感じてしまい、後から覚えた子に抜かされると心理的ダメージが大きく自信を失う。
- 体験を通して覚えていないので応用できない。
- 『フラッシュカード』『暗算』『暗記』など脳への単純刺激は思考力を奪う。
並べてみましたが、みんな同じ主張です。『脳への単純刺激は思考力を奪う』に集約されていると思います。
脳への単純刺激とは?
『ランプが光ったらボタンを押す』という行動を繰り返すテストだそうです。それを続けると思考できなくなるって結果は簡単に想像できます。
いわゆる廃人ってやつです。実体験として単純作業のバイトで寝不足が続いた時に、頭が真白になって何も考えられなくなる恐ろしい経験をしたことがあります💦
幼児の遊ぶ時間を削って詰め込みで単純計算とフラッシュカードによる暗記だけを毎日超時間強制してたら、そりゃあ頭おかしくなるでしょうよ😅
九九を暗唱させると廃人になるってのはちょっと極端過ぎ💦
ちなみにフラッシュカードの害について警鐘を鳴らすtweetをご紹介します👏一読の価値あり✨
応用力が育たないとは?
廃人になる以外に、『数の概念』を理解してないまま『記号の暗記』だけで正解してしまうと数字が何を意味しているか数式から読み取れなくなるしそもそも数式に興味が湧かなくなる。という主張を含んでいるように思います。
しかし、『数の概念』『九九の暗唱』『数式の読解』はそれぞれ違う分野で、総合的に組み合わせることで高度な計算が可能になるものと考えてます。
『数の概念』は玩具を数えたり、おママごとでケーキを分配したり、レジ遊びでお金を崩す事などから学んでいけます。
『数式の読解』は行間に秘められたストーリーを想像する力なので、絵本の読み聞かせや問いかけ、自然や物や人をよく観察することで養っていくものだと考えます。
『九九の暗唱』は脳内に簡単な電卓を作るだけで、それ以上でもそれ以下でもありません。遊びから自然に身につく事は決してありません。しいて言うなら『数え歌』として暗唱を楽しむか『子守唄』として入眠導入で浸透していくかしか無いと思われます。
反対派意見に対するまとめ
ここまでを簡単にまとめます
- 単純刺激の詰め込みは脳にダメージを与える
- 九九の暗唱は単なる脳内電卓で算数では無い
- 遊びから自然に身につく事は無い
やっぱり良くないじゃん❗️百害あって一利なし❗️
、、、と思いました??😅
全くその通りだと思います!(ドドン!)
九九の弊害は幼児だけの話では無い
忘れもしない学問の裏切り
小2の衝撃的な出来事としてトラウマレベルで刻まれている記憶が『九九の暗唱』でした。
それまで算数は得意分野で毎回100点を取っていましたし、特に文章問題ではストーリーを数式で表現できることにワクワクしていました😘
ある日突然です
フラッシュカードを使って九九を暗唱する授業が始まり
誰が1番早いか競わされ
1週間以内に全ての暗唱で合格をもらうノルマを課せられ
周囲は次々とクリアしていき
何が起きているのか状況が理解出来ない
7×2は2×7と同じだから、、、
8×6は8×5+8だから、、、
何とか誤魔化しながらその場を切り抜けて生き残る事を優先しました。
暗記は早々に諦めて足算で乗り切ります。
『今まで学んできた勉強は全て無意味だった』
と強烈に叩きのめされました😱
そして地獄のはじまり
筆算の授業になると今度はフラッシュカードで必死に暗記しようとしていた◯×△= という記号ではなくなります。
今度は何を暗記しなければならないのか⁇
これも足算で乗り切れないか⁇
何と何をどう足せば同じ結果になる⁇
ここで頭が真白になり、授業を聞かなくなりました。
どうでしょう❓
『九九が脳を破壊し、応用を諦める子に育てる』というのが幼児に限った事では無い事がお分かり頂けましたでしょうか?
地獄から抜け出せたのは公文の力⁇
もう授業を諦めて毎日絵を描いて過ごしてました🤣
隣だったか後ろだったか、同じく退屈してた友達を仲間だと思ってちょっかい出して授業中遊んでたんですが、彼は逆に授業が簡単過ぎて詰まらない方でした😅
もう授業は筆算の割り算に入っていました。
その友達が一瞬で授業の問題を解き終えてから遊んでいることに気付き、興味が湧きました。「何で解けるの!?」
そこから友達が授業中に授業を無視して足算の筆算から丁寧に教えてくれる日が続き、気付けば授業に追いついていたのです。
確認はしてませんが、今にして思えば公文に通っていた子供だったのかもしれません。
九九や筆算は算数でも応用でもなく、『独立したシステムで単なる電卓である』と認識していればハマらなかったような気がしています。
3歳児から九九を始める意味
ここまでに、九九がどれだけの弊害をもたらす毒なのか訴えてきました。
近い将来、小学校で電卓を持ち込むようになり九九の暗記は消えるでしょう。
では何故わざわざ九九を始めるのか説明していきます。
社会に出てから1番役に立っている
大枠を決めたり、ざっくりと物量を割り出したり、おおよそのスケジュールを考えてみたり、詳細を考える前に軽く打ち合わせする時。
単純な数値入力をしたい時。
買い物する時。
参加人数を数える時。
あらゆる場面で役立ちますが、いちいち電卓アプリを呼び出してたら億劫になって考えることをやめてしまいそうです😅ちなみに職業柄電卓はすぐに呼び出せるようにしてますがそう感じています。
幼児期でなくても良いけど、社会に出るまでにはいつか覚えて欲しいと考えています。
九九とは何か⁇
先にも書きましたが、九九は単なる電卓なので算数では無く独立したシステムとして認識しています。
算数の勉強では『既存のデータから導かれる結果を数式を用いて分かりやすく他者に伝える方法』を試行錯誤しながら身につけて行って欲しい。九九がその足枷になってはならない。そして試行錯誤の結果を素早く確認&評価するために九九は必ず役立つ。
九九とはそんなものだと考えています。
3歳に九九は早すぎる⁇
これも先に書いた通り、応用でも何でも無く単なるリストの暗記なので、小学2年生だろうが3歳だろうが何も変わらない。
『いつ暗記するか』というだけの話で、
ある日突然裏切られ脅迫されながら、超短期集中で暗記するか
長い時間をかけて自然に浸透させていくか
それだけの違いだと考えます。
3歳にどのように浸透させるか
暗記や暗唱は期待しない
お風呂ポスターなど数字の一覧表は見せたくありません。
視覚的に全く面白そうに見えないから。
テンションが高い時にはやりたくありません。
盛り上がった気持ちが萎んでしまうから。
復唱させたくありません。
やらされる感があるとイヤイヤになりそうだから。
まず暗記も暗唱も期待しないことにしました。
歌を聴かせる⁇
歌は良いように思えます。ストレス無く自然に覚えてしまいそうです。
というのも、出産祝いで頂いた歌のタブレットの中で息子が気に入ってひたすら流してた歌が『じゅげむ』でした。
単調なリズムに乗せて『意味のない長文』を読み上げるわけですが、息子に付き合ってるうちに無意識でパパが覚えてしまいました😱
幼児期はあのリズムとテンションが好き(癖になる)みたいです🤔
九九の歌はいろいろ出てるようですが、ひとまずメロディは無しで。
単調なリズムで拍子を打ち、お経のように暗唱を聴かせてみようと考えました。
睡眠導入としての効果が非常に高い
『お経のように』、、、いかに眠くなるか容易に想像出来ますね🤣
羊を数えるやつの超強力版って感じです🐏🐏🐏
だいたい七の段で落ちます。
羊を数えるやつは退屈すぎて暴れ出し、逆に覚醒してしまう息子でしたが、九九の暗唱は最後まで大人しく聴いていて何か楽しいみたいです😳✨
寝かしつける際に『英語の歌』か『九九』か選んでもらうと『九九』を選ぶことさえありました🌝
『一ノ段』『ニノ段』『三ノ段』というタイトルが男の子の心をくすぐるのか☺️そこだけ復唱するようになりました🐏🐏🐏
これは良い‼️
どうせ毎日寝かしつけの労力は必要なわけだし。英語の歌だとテンションが上がって覚醒してしまうケースもあったけど、九九の読経は今のところ百発百中で眠りが訪れます😁🌈たまに九ノ段まで行っても寝ない事がありましたが、その後英語の歌3曲で確実に落とせます✨🌛
まとめ・本当に子供の将来を考えた選択
- 小学2年生に「1週間で九九を暗記しなさい」と命令(脅迫)する
- 幼児に「眠れないなら九九聴く?」と優しく囁やいてあげる
どちらの方が子供の脳にダメージを与える?
こんなケースを想像してみて下さい💁♂️
子守唄として既に浸透している九九が、ある日遊びの中でグループ分けしたおもちゃの数を数えるのに有効に使えると気付いたとしましょう。
これは体験から自然に身に付いた知識とは言えないでしょうか?
ひとつの単純なインプットをいろいろな遊びに広げていくことは応用力のある子供に育っていく過程として不自然でしょうか?
『体験から分かっている結果』を『何故そうなのか学問として数学的に解き明かす』という順番で勉強する方がむしろ自然な流れでは無いでしょうか?
小学2年生がフラッシュカードを使って暗記して、ペーパーテストで文章問題に当てはめることが体験的で応用力を育てる教育とは、自分にはとても思えません。
幼児期に九九が暗唱出来てしまうと、もしかしたら妙なプライドが生まれてしまいどこかで周囲に抜かされて喪失感を味わうことになるかもしれません。でもそれってどんな分野でも何歳になっても経験していく事です。例えば会社にもの凄く優秀な新入社員が入社してきてあっという間に抜かされてしまうとか。学生の間に何度も何度も挫折を経験しながら『この分野なら絶対に誰にも負けない』っていう本物のプライドを見つけて欲しい。そのための重要な過程になると思います。🐉
いったん覚えても結局忘れて小2で覚え直すことになるかもしれませんし、そもそも子守唄だけで覚えるかは怪しい所です😅でも、今現在興味を持ちはじめた事なら小2で九九の存在を知った時に「何故か分からないけど暗唱すると心地良い」と感じるかもしれません🐏
このような考えに至り、3歳3カ月から九九の暗唱による寝かしつけを始めました🌈
最後までお読み下さりありがとうございました🙇♂️
この記事は幼児に九九の暗記をお勧めする意図で書いたものではありませんのであしからず🦥
毎日子供と人生をやり直すSweet☆Home❣️それでは次回もお楽しみに〜😇
後日談(4y11m):2022/04/04
numberblocksが大好きなので毎日ブロックで人形遊びしてきましたが、合体させたブロックの数をパパに答えてもらう遊びも日々の日課になっています。まずパパが九九で答え、その後息子が「本当かな〜?」とニヤニヤしながらブロックを数えて答え合わせする流れを楽しんでいます。
4歳10ヶ月のある日、手を洗いながら英語で1の段と2の段を唱えていました。驚いてどこで覚えたのか聞いてみたらnumberblocksの times table の歌で練習しているそうです。
九九を『数遊び』と捉え、毎日毎日遊んできて、遊びとして勝手に練習を始めました。
もしかしたら何もしなくても同じ結果だったかもしれませんが、九九の数遊びが算数好きになるキッカケの1つだった可能性も否定できません。