こんばんわ。秋鐘です。
先日の日記の続きです。
（前回の日記コンテンツ東京2016(前編)～ピクサーのカメラワーク～）
前回は特別講演の内容だけで終わってしまいました。
今回は展示内容について書いてみます。
◾︎先端技術
・VRが主流。VRの影響で360°カメラや人感センサーも目立ってた。
・タッチ操作可能な立体ディスプレイがかなり鮮明だった。
・プロジェクションマッピングもチラホラあったけど規模が小さかった。
・顔を認識して画像を入れ替える技術が地味に目立ってた気がする。
・3Dプリンターやアンドロイドの皮膚の質感が凄かった。
◾︎コンテンツ
・VRを手っ取り早く伝えるために、ゲーセンさながらに体感ゲームが多かった。
・VRの影響か、エフェクト、モーション、映像系のアウトソーシングが目立ってた。
◾︎マーケティング&情報
・情報分析と企画立案はもはや人工知能の仕事。
考えてもみれば、分析方法が確立してきたのでオート化の流れは当たり前。
問題に対する解決案もセオリーがあるので一覧を提示するまではオート化。
オートと言っても時事時流をしっかり反映させる。そこが人工知能の役割。
◾︎フリーランス＆ライセンス契約
フリーでご活躍されている方々が多く出店されていました。
中でも目を引いた方３名とお話しできましたが、みなさん謙虚で素敵な方ばかりでした。
道口久美子さん
http://kumikodoguchi.com/
普段何気なく使っている醤油の瓶に書いてある文字とか、道口さんの作品だったりします。
広くご活躍されているようで、知らずにお話ししてしまったのですが、
普段絶対にお話しできるような機会もなければ立場でもない感じです。
結婚式場で長年しっかりと土台を作った後、徐々にフリーランスの仕事に移行していったそうです。
今後、醤油や雑炊などのパッケージを見かけたら
「あ、道口さんの字だ！」
ってなるのだろうか。ちょっとだけ人生が広がった気がします。
朝木麻貴さん
http://www.makiasaki.com/
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「要望に応じてどんなテイストの絵でも描きます！」とのことでサンプル作品も本当にいろいろなテイストでした。
でも、オリジナルのテイストが抜群に個性的で素晴らしかったです
ライブペイント、個展、店舗の内装（壁画？）など、普通のイラストレーターさんにはなかなかできないことをやってのけるエネルギッシュな方でした。
線画にはミリペンを使ってるっぽいです。
池田優さん（F:chocaloさん）
http://web.thn.jp/chocalo/
抽象的な絵を描ける人は本当にすごい！
頭の中を見て見たいです。
池田さん本人もどうやって描いてるのか説明できないと言ってました。
ポスターやジャケットなど、どんな世界感や思いを伝えたいのかをビジュアルで表現するならば
できるだけ抽象的で、ハッと魅入って立ち止まってしまう美しさと纏まりがあり、バーンと色が飛び込んできて印象に残るインパクトが必要条件だと思います。
感覚だけでやっているようですが、大変勉強になりました。
■まとめ
いろいろな人がいろいろな思惑で新しい世の中を作っていこうとしてる熱気に感動しました。
最先端の技術やべーなと思う反面、
心を惹かれるのはすべてアナログの迫力だったという再発見。
道口久美子さんの話の中で
「『美味しいしじみ』という商品の場合、『し』が３つ入ってますが、すべて同じに見えて違う『し』を書いています。コンピューターではこの繊細な感覚を作り出せません。」
という話があり、そういう部分で人間の価値が問われるなぁと思ったりしました。
技術がどれだけ進歩しても、人が求めるコンテンツは人が作り出す。
人が求めるものには人の感情が働いていて、
人の感情を動かすのは人の魂だけなのです。
それでは今日はここまで。
次回もお楽しみに～
